日本で最近の自動車の人気色って白が37%、黒が19%、シルバー11%、青9%、灰6%・・・と続くらしい。(2021年アクサルタ調べ)という記事を読んで、そう言えばそんな感じか~とちょっと気になった私は車を止めいていたコインパーキングへ。

そこでの割合も大体人気色の割合と似たものでした。ただそこで目にしたものは・・・。

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上記撮影は同日同時刻。サイズがバラバラなのは余計な部分はトリミングしたためです。見づらくなり申し訳なかとです。

何に驚いたって映り込みですよ、映り込み。私の車は白なのでいつも見慣れた1のような感じ。ほとんど映り込まない。ただかなり注意してみればかすかにロック版の赤は見て取れます。ただしかなり色合いは変わっていますが。そこでCLIP STUDIOで色を採ってみると・・・

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Aは反射していない状態の赤の色、B・Cは反射した赤の色 それぞれ写真のA~Cの地点の色です。A地点とB地点では大きく彩度が落ち込み、明度も若干落ち込みます。色相も青方向にほんのわずかに移行しています。これは写真で見ても分かりやすいところなのですが、B地点とC地点ではほんの僅かな距離(実距離で30cmも離れていない)なのに、再度と明度が結構変わっています。(色相もやはり極僅かに青方向に移行)

つまりちょっと離れただけで色味はほとんど無くなってしまうけど、明度だけは結構残るのでは?と想像できます。

2の写真の左の車の後ろにクッキリ映り込んでいる横断歩道は以下の通りでした。

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Aは映り込んでいない横断歩道の色、Bはドア後ろのリアフェンダー(ドアと同ラインのところ)の色、Cはドアのノブ下あたりをスポイトしたものになります。

1の写真と異なり2の写真は映り込んだものが数メートルの距離があるのに、明度自体は同程度しか落ち込んでいません。横断歩道が白なだけに色相と彩度に変化は見られませんでした。ただしスポイトした画像がJPEG画像の為、1ドット違えば異なる結果になるのでしょうが、大きな変化にはならないかな?と楽観視してみたり。

ちなみに車と車の間にある黄色線を図ってみると・・・

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Aは黄色線の色、Bはドアミラー下の黄色線の映り込みあたり、Cはドアノブの下あたりの色になります。なん・・・だと・・・色相がわずかにだが黄色方向に移行しとるやんけ。ここでこの車が斜めに止められていたため距離が異なるだろうし、色相によって映り込んだ際の色相の変化が異なるのかもしれません。感覚的には淡い色もしくは輝度によってはこうなる可能性が高いような気もします。

長くなりましたし、理屈っぽいので今回はここまでとします。今回の検証もGoogle先生に聞かないで、事象の結果のみで検証しているので間違っている可能性ももちろん否定できません。祝日だしお酒を飲みながら変なこと言っているな、草!ぐらいの気持ちで読んでいただければ幸いかと。

 

この記事を書いた人

スタッフ門前
おとなの美術室スタッフ
おとなの美術室事務スタッフ。 門前の小僧習わぬ経を読むから命名。サブカルをこよなく愛するナイスミドルである。一時期ブログ投稿を降板させられたが、10周年を機に復帰。