どうも、初投稿です。マンガ・ストーリー講座担当の大武政満です。

本日、角川ゲームズから、私が原作およびメインストーリーを構築しました【天華百剣~斬】がリリースされます。要はみんな、プレイしてね!という宣伝です(^^)ノよろしく!

▽アプリのDLはこちら http://sp.mbga.jp/AFtwroh00001/_aff_app_ad?app_id=12022874

https://tenkahyakken.jp/

https://tenkahyakken.jp/zan/

二年間、電撃G’Sマガジンでビジュアルノベルを連載していたりもしました。こちらのイラスト設計をしていただけでなく、タイトル、ゲームを起動した際の決めセリフ、ロゴ設計も私がしています。いわゆるコンセプトデザインですね。

ゲームの内容をざっくり説明するとこんな感じです。

架空の明治時代である銘治32年、戦いの道具である時代を捨てたはずの刀剣たる乙女「巫剣(みつるぎ)」たちが、世に蔓延り始めた禍憑(まがつき)たちを倒すため、再び剣を取り、プレイヤーである隊長であるあなたと共に、戦うのです。しかしながら、彼女たちはいずれも、戦いに生きる乙女から、いきなり普通の女の子になってもいいよと、言われて戸惑っていた時に、あなたと共に戦うことになるのです。そんな思春期真っ盛りのような少女たちとの剣劇アクションをお楽しみに!

角川ライトノベルで活躍する絵師100人による刀剣乙女たちを操作するベルトコンベア式横スクロールの剣劇アクションです。オートモードがあるので、アクションが苦手でも、必殺技ボタンをタイミングよく押すだけでも気軽に戦えます。後はレベルアップすればスピードもパワーも上がっていくので難易度は高くありません。また、いわゆる日常パートはギャルゲー仕様でほぼフルボイスかつ、動画エンジンを使っているので、2Dですが、2.5Dという具合にセリフに合わせて動きます!もちろんタップして弄ることも可能。このリアクションは好感度で変化します。

ぶっちゃけ「キャラが動く艦これ、遊べる刀剣乱舞」と言っても良いでしょう(笑)

さて、折角なのでクリエイター視点でのゲームが楽しくなる裏話をしましょう。

巫剣と主人公は、刀と鞘の関係、つまり夫婦のようなもの。これが作品の「コンセプト」です。

転じて、いきなり思春期を迎えばかりの性差に戸惑う少女たちが顔も知らない主人公に嫁入りして、主人公と打ち解けて乙女に成長していく話でもあります。そのため「刀」を「メタファー」とした様々な仕掛けを用意しております。「刀と鞘で夫婦、つがい」「元鞘」「反りが合わない」「恋のさや当て」「鎬を削る」などなど……。見どころはたくさんあるのですが、その中でも今回は一つだけ、ドラマに直結したおススメのシステムを紹介します。

「お手入れ」:巫剣は刀が陽の気である巫魂が具象化した女の子なので、邪悪な存在に対して滅法強い反面、戦うごとに陰の気である錆が溜まります。主人公は適度に、その錆を落としてあげないといけません。その方法は……秘密です!錆が溜まり過ぎると、錆憑(さびつき)という悪堕ちのような暴走状態になってしまうのです。完全に錆憑くと彼女たちにとっては死も同然の状態になります。ゲーム中は死なないですが、そういう理由で、お手入れは欠かせません(謎)

⇒これは男女のムツミゴトに見立てられています(笑)しかし、錆が溜まらない内にお手入れをしようとすると、蔑んだ目で全力で拒否されます。どMな諸氏は、まずは巫剣たちに片っ端からお手入れを申し出ましょう。どんなにラブラブで好感度マックスにしても、錆(ここでは疲れ)が溜まっていないと、全力でドン引きされます(笑)思春期を迎えたばかりの嫁入りしたての女の子に初夜を申し込んだら、拒否られるというプレイです!しかし親密度が上がるとお手入れの感度も上がっていく……!?

さて、倒錯的な趣味の方、興味が出ましたね?

変態チックだとドン引きされると困るので、そろそろ講師らしいことを書きます。

サブカル市場にてプロがサブカルを産み出す意義とは「価値観の提示」です。

刀剣乱舞より先に作っていて、リリースは思い切り後になった本作ですが(笑)

売れればメディアミックスする予定の【天華百剣】共通の物語としてのテーマは「侍(少女)はバカ殿(旦那)のために死ななければならない、武士(乙女)は武(惚れた男)のために死ねる」です。

価値観の提示としては「武士乙女」となります。他のギャルゲーと違い、従属することが恋愛ではないのです。横に並び立つその関係は、何に惚れてそのために死ねると信じられるか、なのです。侍は「はべる」刀なのです。武士は「武につかえる」のです。これを貫くことが作品の骨子になります。表の話は「刀剣乙女たちと楽しく世直し(笑)」、裏の話は「夫婦の話」、その屋台骨、テーマが簡略化して一言で言い切ると「武士乙女」だったりするんです。

決して「侍少女」ではなく「武士乙女」であることがこだわりです。

長文失礼しました。最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。

こんな具合で、スマホゲームは終わりがないことで有名ですが、終わりに向かって成長し収束する技を使わないと、飽きやすいものとなってしまいます。これはゲームもアニメもマンガも小説も一緒です。想像の余地と、想像させて想像の斜め上を見せつつも、期待を満たす、メディアが変わってもエンターテインメントの技法は大差がありません。

私はもう別の開発やアニメに入っているので、作品の活躍を応援する立場ですが、みなさまに気軽に遊べて、学べても遊べることを意識して作り上げた【天華百剣】を何卒よろしくお願い申し上げます。

この記事を書いた人

大武 正光
大武 正光
おおたけ まさみつ
ストーリー担当
ゲームと占いのライターとして10年以上活動しながら、漫画や映画の企画・原案・原作術について幅広く研究し、教育の現場に生かす事を惜しまないティーチングのプロ。現在は執筆活動としてメディアミックス作品の漫画原作者、アニメの脚本家としてテレビ東京系で放送中の「タブータトゥー」のシリーズ構成と各話脚本を担当。物書きのプロとして様々なメディアを意識した文章作法・ストーリー術を教鞭出来る。また、古武術と心理学、風水のメソッドの応用により、より「エンターテインメントで、絵になるストーリー」構築方法を伝授している。